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2018/06/13

史上初の「米朝首脳会談」について

 さて、史上初の「米朝首脳会談」であったが、その結果は、余りに「実りのない」ものであり、これでは、金(キム)委員長を喜ばせただけであり、トランプ氏の評価も上がるどころか下げてしまった。また、「核・ミサイル・拉致・その他」の問題なども、これでは、何一つ「解決」には至らないだろう……。
 まず、そもそもの「間違い」は、今年、一月、北朝鮮からの「冬季オリンピック参加」希望を、韓国の文(ムン)大統領が、何の深い「思慮分別」もなく、余りにも無条件かつ大喜びで受け入れてしまったことであり、あの時、何らかの条件を付けて受け入れなかったならば、北朝鮮は、それこそ、まさに「奈落の底に突き落とされるような絶望的な危機感を感じた」に違いない。それは、北朝鮮側にはもう打つべき手(きっかけをつくる手)は五輪参加以外何もなかったからである……。
 というのも、当時、北朝鮮は、すでに各国からの最大限の「経済制裁」を受け続けていて、もうぎりぎりまで追い込まれていたのであり、それゆえ、あと半年、或いは、一年、最大限の「経済制裁」をかけ続けていたら、恐らく、経済的にはもう「どうにもならないところまで」追い込むことができ得たのである。それを待ってからの北朝鮮との「会談」でも遅くはなかったのである。そうであれば、韓国・日本・米国にとってももっともっと優位な立場から、もっともっと北朝鮮側に決定的な「決断」を迫ることもでき得たのである。
 ところが、アメリカの大統領トランプ氏も余りに急ぎ過ぎてしまった。それは、間近に迫った「中間選挙」をはじめ、トランプ氏に対する様々な「批判や非難」その他などを一気に逆転させるためにも、この史上初の「米朝首脳会談」こそは、まさにその「絶好のチャンス」と思い込んでしまい、(しかも、運がよければ、ノーベル平和賞も夢ではないと自らも他人からも踊らされて)、その余りにも「目の前」の「成果」(結果)ばかりに「目が眩(くら)んでしまった」のである。その結果、当然の結末として、アメリカ大統領トランプ氏の「惨敗」で終わり、一方、北朝鮮の金(キム)委員長はと言えば、自国(北朝鮮)に帰って、しばらくは「高笑いが止まらない」に違いない。それは、まさに死にかけていた「北朝鮮」(独裁国家)を余りにも未熟な判断の韓国と余りにも性急なアメリカの「判断ミス」から、まさに急転直下生き生きと「生き還らせてしまった」のである。それは、一つは、現体制(独裁国家)の「安全保障」を公に認めてしまったこと。そして、もう一つの問題、それは、まさに「北朝鮮と韓国との平和ムード」の演出(パフォーマンス)のなかで、中国をはじめ、韓国、その他各国の「経済制裁」なども次第に緩(ゆる)まっていくだろうと、北朝鮮の金(キム)委員長は、最初から「読み切っていた」のである。そして、北朝鮮がやがて経済的に豊かになった時、どのような巨大な「独裁国家」(軍事国家)となるかも知れないのであり、それこそ、日本にとっても世界にとってもほんとうの「脅威」となるものである。
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